個別指導と集団授業
2015-06-16
2014年の代々木ゼミナール事業規模大幅縮小のニュースには、大いに驚かされました。何を隠そう、私自身も代ゼミで浪人しており、その校舎が無くなってしまうことには、ひとかたならぬ思いがあります。
ちょうど当塾を立ち上げようと一大決心をしていたところであり、まさに出鼻をくじかれた格好になりました。「少子化の今、やはり塾経営はダメなのかぁ~。」そんな思いを新たにしました。
ここで、今、保護者の方々や子どもたちが、塾業界に何を求めているのか。改めて考えるいいチャンスになりました。要するに、集団授業というのは、多人数の子どもたちに一斉に同じ事を教え込むのです。それに対して個人授業とは、一人ひとりの習熟度やペースに応じて進めていくのです。集団授業は、私の時のように子どもの数が多く、一度にたくさんの子どもに効率的に物事を教え込むのには良かったのです。しかし、子どもの数が減り、一人ひとりの子どもを大事に、個性を尊重していこうという今の時代には、昔からの画一的な集団授業は合わなくなっているのです。
やはり時代は個別指導。私は、このタイミングで個別指導塾を始めることが出来て、正解だと思います。一人ひとりの児童・生徒と真摯に向き合い、その背後にいらっしゃる保護者の方々と協力しながら、新しい時代の子どもたちを育てていこうと考えています。
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